睡眠(睡眠の質編)

 鬼嫁猫は睡眠の質を追及しているようである。

 そのため、冬場の鬼嫁猫は、上着をズボンの中に入れ、虎柄の靴下を履き、お腹にホカロンを貼るといった非常にダサい格好をしている。

 寒さ対策に成功した日は、仰向けに腹を見せて手足を伸ばして寝るか、横向きに手足をやや伸ばすといったリラックスした体勢で寝ている。 

 ところで、鬼嫁猫は、寝ている最中に目を覚ましたときには、おもむろにむくっと起き上がってあたりを見回す習性がある。緊張が走る瞬間である。私は即座にしゃがむなどして鬼嫁猫の視界に入らないようにする。視界に入ればパンチがとんでくるからである。所詮猫パンチなので私には効かないが、無用の争いは好ましくない。

 しかし、想定以上に寒い夜は、手足を丸め首をちぢこめるようにして寝ている。このような日は睡眠が浅く、起こさないよう要注意である。電気を消す音ですら目を覚ますことがある。