保育園めぐり1

 保育園めぐりをすることとなった。

 というのも今住んでいる武蔵小山周辺は子供が多いためなかなか認可保育園に入るのが難しいらしいのである。認可保育園というのは国が認可した保育園ということらしいが、認可保育園のほかに東京都からお墨付きをもらった認証保育園というのもあるらしい。認証保育園の中には先着順で入園できるところもあるらしいので、早めに登録すべく、保育園めぐりをするのである。

 保育園めぐりというのは、なかなか保育園に入ることができないという現実のためやむなく始めたものであるが、やってみると意外におもしろい。

 まず当たり前なのだが、保育園には0才~2才の子達がうじゃうじゃいる。普段なかなか見ない光景である。0才の子達のゾーン、1才の子達のゾーン、2才以上の子達のゾーンと年齢別に縄張りをはっているらしく、それぞれの世代が縄張りを広げるべく競っている。これまで見た限りでは、やはり2才以上の子達の勢力が伸びていて、0才の子達は劣勢に追いやられているようである。

 保育園には色々な子がおり、床に寝転がって泣きわめいている子がいるかと思えば、その真横でなにくわぬ顔をして泣いている子の顔を凝視している子がいたりする。泣きわめいている子も本気で泣いている子もいれば、たまにちらちらとこちらを見てくる子もいる。実際泣くほどのことでもないが、泣き始めてしまった手前、もう少し泣かんと顔が立たんといったところであろうか。

 一緒に見学していた鬼嫁猫も、寝転がって泣きわめいている子を見てゲラゲラと笑いたそうな顔をしている。笑うと子供に失礼と考えて必死にこらえているようであるが、ほぼ表情に出てしまっている。

 「疲れた。もう動きたくない。」などといってソファーに腹を出して寝転がっている鬼嫁猫も大差ないように思えるが、なにはともあれ楽しそうでなによりである。